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当スクールサイトをご訪問いただき、誠にありがとうございます。私もこれまで随分長いこと外国語を勉強してきましたが、それは新しい知識を身に付けるだけでなく、最も効果的な学習方法を発見するための長い旅でもあったと思います。公共放送の語学プログラムを毎朝聞いたり、海外新聞や雑誌を読んだり、英会話教室に通ったりと、それこそあらゆる学習方法を経験してきたと思います。それらの体験はやがて一つの想いとなり、私の心の中でどんどん膨らんでいきました。それは、「自分だったらこのようにして外国語を教えたい!」という理想であり信念です。
外国語が苦手とされる日本人ですが、町には多くの語学スクールが立ち並び、決して学習機会が少ないわけではないことが分かります。私は某大手英会話スクールでお世話になり、それがきっかけで海外へ羽ばたくこともできました。ですから、一概に大手英会話学校の質が悪いというわけではないことは、私自身が身をもって知っていることです。
しかしながら、多くの生徒さんを抱える限り、決まった学習教材やスケジュールに依存する限り、生徒さん一人一人への柔軟なケアという点で限界があるのもまた事実です。加えて、単純に英語が話せるという理由だけで雇用される外国語講師の質にも大きな問題があると思います。私が考える理想の外国語教室の肝はまさにここにあります。果たして一つのスクール、一人のインストラクターが一人の生徒のために、どれほど親身になって教えることができるのか・・・。
私が当スクールで採用しているシステムが、ある意味実験段階にあることを私はここで敢えて宣言いたします。生徒さんのレベルや進行具合に合わせてのリアルタイムでの教材の作成、ウェブサイトを積極活用した学習サポート、レッスン毎の契約更新などなど、私がいつも頭に思い描いてきた試みに挑戦しているところです。
2005年、私は初めて日本を飛び出し、念願の海外留学を果たしました。実は日本英語検定一級やTOEIC
950点は海外留学前に獲得したものでした。普通は順番が逆じゃないかと思われるかもしれませんが、それが私が歩んできた語学習得の道です。今思えば随分遠回りをしてしまったと思いますが、この稀な学習経験のおかげで、ネイティブや帰国子女には決して理解できない学習者の気持ちを共有することができます。これこそが私の最大の武器であり、財産なのだと今は考えています。
知識を身に付けるという意味での私の旅は留学を果たすことで一つの結末を迎えました。今後は生徒さんの学習をサポートすることが、自分の新たな旅の目的なのだと考えています。もしも私のスクールで、私のレッスンを受けた皆様が、かつての私のように世界へ飛び立つ日が来たならば、まさにその瞬間、私は自分の使命をまっとうできたのだと感じることができるでしょう。 |
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